ブルネイ・ダルサラームとは？

■正式国名
　ブルネイ・ダルサラーム（Brunei Darssalam/「平和な土地」の意味）
　●首都：バンダルスリブガワン
■国土面積
　5,767㎢（三重県とほぼ同じ）
■人口
　約44万5,400人（2022年）
■民族構成
　・マレー系　約73％
　・中国系　　約10％
　・その他　　約17％　　（2022年）
■国教と宗教構成
　国教はイスラム教
　イスラム教82.1％　仏教6.3％　キリスト教6.7％　その他及び無宗教4.9％　　（2021年）
■公用語
　憲法ではマレー語が公用語と定められえているが、英語は広く通用し、中国系住民の間では中国語も話されている。
■政体
　立憲君主制
　●国家元首：ハサナル・ボルキア国王（第29代スルタン）
■時差
　日本との時差は－1時間。日本が正午の時、ブルネイは午前11時。
　※サマータイムは採用していません。

ブルネイは熱帯雨林気候に属し、年間を通して高温多湿です。年間の平均気温は約26～27℃で、平均最高気温は30℃～33℃、平均最低気温は23℃～24℃程度です。雨季と乾季に分かれており、雨季は11月から3月、乾季は4月から10月となっています。雨季でも1日中雨が降り続くことはなく、スコールと呼ばれるにわか雨が降ることがほとんどです。

ご旅行の際には、通気性の良いカジュアルウエアが最適です。半袖シャツで問題ありませんが、日焼けが気になる方は薄手の長袖シャツを着用すると良いでしょう。建物内や乗り物の中では冷房が強く効いており、寒く感じることもありますので、心配な方は薄手の上着を用意すると良いでしょう。日差しが強いため、帽子、サングラス、日焼け止めクリームは必携です。また、テンブロン地区など自然の中でのアクティビティを予定されている方は、虫よけスプレーがあると良いでしょう。その際、ガスが入っているものではなく、ポンプ式のものをご用意ください。

ホテルやレストラン等では無料のWIFIが利用可能です。WIFI環境のない場所では、WIFIのモバイルルーターを日本から持参するか、ブルネイで使用可能なSIMカードを予め日本で購入して持参することになります。バンダルスリブガワン国際空港の到着ロビーにも通信会社数社がカウンターを設けており、ここでSIMカードを購入することも可能です。eSIMはまだあまり普及しておらず、原則として物理SIMとなります。通信会社により、データ量と利用可能日数で様々なプランを用意していますので、ご自身の滞在に合わせたプランのSIMカードを購入すると良いでしょう。

ブルネイの水道水は飲むことができますが、日本とは水質が異なりお腹を壊すこともありますので、ペットボトルに入った飲料水を飲むことをお勧めします。ホテルの部屋に無料の飲料水が置いてあったり、スーパーなどでも安価で購入が可能です。

◎ブルネイでは、公共の場所での喫煙は禁止されています。ホテルをはじめとした建物内はもちろんのこと、公園やビーチなどのレ
　クリエーションエリアでの喫煙も禁止されています。また、屋外で喫煙する場合でも、建物から6m以上離れた場所でなければ喫煙
　できません。
◎ブルネイ国民にとって、国王をはじめとした皇室は尊敬の対象です。常に敬意をもって行動しましょう。
◎金曜日の正午から14時まではイスラム教の金曜礼拝のため、小売店、銀行、飲食店などは閉店となり、オフィスや観光地もクロー
　ズとなるため、注意が必要です。
◎ブルネイ観光では、イスラム教の祈りの場であるモスクを訪れることが多くなります。モスク訪問時には、次のことに注意してく
　ださい。
　1）モスクは敬虔な祈りの場所です。常に敬意を払いましょう
　2）男性であっても、短パンやタンクトップなど露出の多い服装は慎みましょう（女性は、服装に関わらず入口で無料のローブを借
　　りて着用して入場します）
　3）祈りを捧げている人の前は通らないようにしましょう
　4）内部での写真撮影は許可をとってからにしましょう